近年、CPUの脆弱性発表に伴い一部クラウドは脆弱性対応が大変となっております。ハイパーバイザー、ゲストOSの対策が不十分である場合があり、対策は困難となっております。SPOILERに至ってはシリコンレベルで対策が必要となっており、今後5年ほどのクラウドは気を付けてください。
現在ではAMD製CPUには危険な脆弱性は対策ずみ、もしくは対策不要です。AMD製CPUはコストパフォーマンスが高い商材ですが、あまり日本では利用されておりません。
上記、理由よりAMD製CPUを利用したコストパフォーマンスが高いクラウドを立ちげます。
脆弱名称 | 対策要否(Intel) | 対策要否(AMD) | 脆弱性対策(情報DB) | 脆弱性公開日 |
Spector | 影響あり パッチあり | 影響ほぼなし パッチあり | CVE-2017-5753 CVE-2017-5715 | 2018/1/3 |
Meltdown | 影響あり パッチあり | 影響なし パッチ不要 | CVE-2017-5754 | 2018/1/3 |
Spector NG | 影響ほぼなし パッチあり | 影響ほぼなし パッチあり | CVE-2018-3639 | 2018/5/21 |
Foreshadow | 影響あり パッチあり | 影響なし 対策不要 | CVE-2018-3615 CVE-2018-3620 CVE-2018-3646 | 2018/8/15 |
Portsmash | 影響あり HTT OFF | 影響なし 対策不要 | CVE-2018-5407 | 2018/11/2 |
SPOILER | 影響あり シリコンレベル対策必要 | 影響なし 対策不要 | CVE-2019-0162 | 2019/4/17 |
MDS ZombieloadAttack | 影響あり パッチあり | 影響なし 対策不要 | CVE-2018-12126 CVE-2018-12130 CVE-2018-12127 CVE-2018-11091 | 2019/5/14 |
Spectre SWAPGS | 影響ほぼなし パッチあり | 影響ほぼなし パッチあり | CVE-2019-1125 | 2019/9/5 |
Vector Register Sampling L1D Eviction Sampling | 影響ほぼなし パッチなし | 対策不要 | CVE-2020-0548 CVE-2020-0549 | 2020/1/28 |
Load Value Injection(LVI) | 影響ほぼなし パッチあり | 対策不要 | CVE-2020-0551 | 2020/03/10 |
Branch History Injection(BHI) (別名:Spectre V2) | 影響ほぼなし パッチあり | 対策不要 | CVE-2022-0001 | 2022/03/08 |
Execution Unit Scheduler Contention Side-Channel Vulnerability | 影響なし | ソフトウェア 開発にて対策 | CVE-2021-46778 | 2022/08/09 |